デリバリーピザで「全部盛り」を注文した時の話
今週のお題「ピザ」
どうもさんらいずです。Twitterもやっていますので、良かったら覗いてみてください。
ピザの全部盛り
高校時代のクリスマスシーズン。彼女のいない地味なメンズであった僕は、ある意味で拷問のような東京のネオンの下でしみじみとしておりました。
と、ここで同じ境遇の男子が知れずに集まるわけで、それはまるでおのおのの傷を舐め合うが如くの団結力といいましょうか。一種友情的な者が強まったりするわけでございます。
こう言う状況なわけですので、普段はとっぴ推しのない提案をだして孤高の深海のごとく冷たくあしらわれる僕の発言もまかり通りやすいわけでありまして、
「デリバリーでピザ注文してクリスマスパーティーしよ」
「ピザは祭り(クリスマス)だから全トッピングにしよう」
ということを発しましたら、クリスマスぼっちの同志達がこぞって
「それ良いねー!ついでにケーキもでっかいの作ろう!」と言う具合になったわけございます。
大きすぎて配達できないので取りに行く
そうと決まれば、行動が早いのは高校生であります。
早速、宅配ピザのバイトしている友人に全部盛りのピザを配達できるのか聞くと、
「持っていくことが難しいかもしれないから、手持ちならOK」とのことでございます。
さらに盛大なメンズパーティの花形とも言える「ピザ」であります。
それはもう、大きさも豪華絢爛にしたいと、Lサイズでの注文をしてみたところ、
「Lサイズだと焼き場に入らないからMサイズで注文してほしい」とのこと。それほどまでに積まれたピザはどんなものなのだろうと、期待を胸にしておりました。
そして、聖なる夜、クリスマスイブ。同志の家にあつまり車でピザを取りに向かいます。
ピザ屋に到着すると、それはもう大忙しの様子で、デリバリのバイクはほぼ、配達中であります。友人を尋ねると、中から出てきて「いま、焼いているから、待っててくれ」とのことでございます。
豪華絢爛な全部載せピザ、価格は9,000円超え
どうやら全部載せは通常のサイズよりも高さがあるので、約時間も長くなるとのこと。
そして、ピザ窯から出てきたのは、高さは30センチはあるんじゃないかと言うくらいのMサイズピザでした。購入価格はなんと9,500円。規格外の値段でございます。
さっそく持ち帰るために受け取るのですが、重さも軽いボーリングの球くらいあろうかというくらい。予想外の重さにこれを焼き上げたスタッフさんを尊敬したことを覚えております。
この後、友人宅に帰宅後、数名での試食がなされるわけであります。
文字通りの「全部載せ」。ソーセージから、サラミ、トマト、照り焼き、パイナップルなどありとあらゆるものが上に載せられていますゆえ、手で持って食べるのは困難であります。
ナイフフォークを使いカチャカチャと食べ進めていくその様はまさに特別イベントでございます。
4人かかりでしっかり完食させていただきました。最高のクリスマスプレゼントでございました。
チキンはないけれど、恋人もいないけれど、至福を味わうことができる感無量のひとときでありました。
ふと思い出した、ピザについての淡い思い出でございました。
今回は以上です。
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