【ポエム】至福の午後の風景
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至福の午後の風景
13時の昼下がり。自宅の一室でゆったり座れるソファチェアに腰をかける。
手には読み途中の小説。お皿には好物の和菓子。特にその中でも餡がぎっしり詰まった「きんつば」は欠かせない。
まだほのかに夏の余韻を残している季節なので、コーヒーはアイスを選択。一番近いスーパーで買ったネスカフェのボトルコーヒーだけど味はなかなかだと僕は思う。
いつも使っているPC用タブレットテーブルに和菓子のお皿とコーヒーをのせて、小説を手に読み進めていく。いつもはフル稼働のMac Book Proは本日はBGMを耳に送り届ける役目に徹しているようだ。
BGMは安曇野水景の川のせせらぎ、鳥の鳴き声を収録したもの。
長野県安曇野市の水景と水車、自然を感じる中での優雅なひととき。
キッチンでは、夕飯ように仕込んでいるフェイジョアーダの香りがただよう。豆と肉と野菜を塩胡椒で味つけるだけのまさに家庭料理だ。
街とは遮断された自分だけの空間をちょっとしたもので表現して寛ぐ。僕にとってこんなことが幸せであり、豊かな気持ちになることである。
そこにお金はそんなにかからない。身近なことでも人は幸せになれるのだ。
そんなことをふと思いながら、終わりあるひとときの時間に浸る。
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