【もののけ姫】違う視点で人物紹介、アシタカとサンの共通点
今週のお題「最近見た映画」
どうも、さんらいずです。Twitterもしていますので、よかったら覗いてみてください。
この夏、再上映で「もののけ姫」をみたよ
実は今年の夏に映画観てました。笑
この作品、ジブリ作品の中で1番好きな映画です。ということで、もののけ姫をちょっと視点をずらして紹介します。
もののけ姫は室町時代の話
この時代をざっくりいえば、
・1500年くらいの時代
・戦国時代になりつつある
・朝廷の力が弱っている
・武家の勢力が伸びてきている
こんな感じです。なんかアバウトすぎますが江戸時代の様な平和な時代でなく、動乱が多い時代だったということです。
主人公は自然精神文明の末裔
もののけ姫の主人公アシタカをちょっと視点をずらして考察すると東北の巨石文明(自然を信仰する文化)の村の出身。もっというと、「蝦夷(えみし)」の生き残りです。
で、もう1人の主人公であるサンは出身は不明ですが、モロ(300歳の犬神)いわく、捨てられていたので、おそらくシシガミの森近くの出身(タタラ場らへん)なのでしょう。
シシガミの森、タタラ場の舞台
もののけ姫に出会うシシガミの森とタタラ場付近は現在の島根県近辺だと言われています。これは、タタラ場のモデルになった「菅谷たたら」が島根県にあることも関係していると思いますが、シシガミの森などの広大な自然や、アシタカが南へ向かうというから言葉から見ても伺えます。
サンとアシタカの共通点
そんな2人の主人公を軸にしてストーリーが信仰するもののけ姫ですが、この2人には共通点があります。それは二人とも、縄文人(先住人)を彷彿させるということ。
そして、サンですが、山犬神であるモロに育てられました。
モロというと、人間をというかエボシの命を狙う存在として描かれてますよね。
なので、一見するとシシガミの森を破壊しようとする人間が嫌いであると推測できます。
しかし、実際は人間の捨て子であったサンを育てるんです。人間が本当に嫌いで憎らしいならこの様な行動はするでしょうか?
モロは実は人間を好んでいたのではないでしょうか?
そして、有名なアシタカとモロが対峙するシーン。
「あの子を解き放て!あの子は人間だぞ!」
「黙れ小僧!」
の場面の舞台はモロの寝床なんですが、ここは岩でできた遺跡のような場所です。
この場所は自然にできるには不自然な岩の形をしています。そこが山犬神であるモロの寝床ということは、信仰されてた場所なのではないでしょうか?
そして、モロはそんな信仰していた以前の自然信仰の民(人間)を好んでいたのではないでしょうか。その証拠にモロに育てられたサンは頬にペイントをしています。さらになんだか先住民、縄文人のような風貌とお面を身につけています。
これはモロが人間であるサンを当時、自らとシシガミの森を信仰していた先住民すなわち縄文人のように育てたのではないか。
そう考えると、アシタカとサンは、先住していた自然信仰や精神をもった縄文人という共通点が生まれてきますよね。
まとめ
まだまだ考察は尽きませんが、ちょっと違う視点からもののけ姫を紹介して見ました。
ちなみに、犬神のモロと九州からやっていた猪神のオットコヌシは数百年前に恋人(人ではないけど)関係だった様です。
こんなことを意識しつつまた映画を見てみると、新しい発見ができるかもしれません。
今回は以上です。
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